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子宮がん(子宮頚がん/子宮体がん)

子宮がん(子宮頚がん/子宮体がん)の概要

子宮がんは、子宮の入り口近くにできる子宮頚がんと、子宮の奥に発生する子宮体がん(子宮内膜がん)に大別されます。子宮頚がんが70~80%を占めます。

※子宮頚がん
外科療法と放射線療法が主流です。ただ、進行したがんに対して、放射線法とシスプラチンを併用することによって、予後の改善が認められるとの報告があります。
※子宮体がん
女性ホルモンのバランスのくずれが発生に関与していると考えられ、ホルモン剤が有効なこともあります。しかし、ホルモン剤や抗がん剤で完全に治すことはできず、基本は子宮を摘出する手術です。

子宮がん(子宮頚がん/子宮体がん)のリスク要因・予防法

※子宮頚がん
ヒューマン・パピローマ・ウイルスの感染、喫煙など
※子宮体がん
閉経年齢が遅い、出産歴がない、肥満、エストロゲン産生がんがリスク要因とされています

子宮がん(子宮頚がん/子宮体がん)の検査方法

※子宮頚がん
細胞診、組織診、コルポ診など
※子宮体がん
内診、細胞診など

子宮がん(子宮頚がん/子宮体がん)の治療方法

※子宮頚がん
外科療法、放射線療法、化学療法の3つの治療法があります。
完治の決め手は病巣を完全に取り除くことです。ただ、子宮頚がんの約80%は放射線がよく効くので、手術ではなく、放射線治療法が選択されることもあります。抗がん剤治療の対象となるのは進行がんで、単独あるいは放射線療法と併用されます。手術後に抗がん剤治療や放射線療法がおこなわれることもあります。局所再発には抗がん剤と放射線の併用、遠隔転移再発には抗がん剤が主体となります。
※子宮体がん
外科療法、放射線療法、化学療法、ホルモン療法の4つの治療法があります。
子宮体がんの約65%は、がんが子宮体部に限局しているため、そうしたケースでは、手術による予後は良好です。しかし、進行・再発した場合には予後が悪くなり、抗がん剤やホルモン剤、放射線などによる治療が、単独または併用して行われます。なお、Ⅲ期、Ⅳ期のがんに対する手術後の抗がん剤治療では、放射線療法よりもよい成績が報告されています。すでにがんが全身に広がっている場合には、抗がん剤治療が選択されます。 ホルモン療法は、主に子宮を残したい若い女性に対して用いられる治療法ですが、効果と血栓症など副作用のリスクのバランスを、どう捉えるかが問題になります。

子宮がん(子宮頚がん/子宮体がん)の主な抗がん剤と副作用

※子宮頚がん
BOMP療法(ブレオマイシン+ビンクリスチン+マイトマイシンC+シスプラチン)
BMP療法(BOMP療法からビンクリスチンを除いたもの)
など。最近では、パクリタキセルを使用した報告も見られます。
<副作用について>
嘔吐以外の副作用としては、多くの薬で、食欲不振や倦怠感、脱毛、骨髄抑制などが現れます。
ブレオマイシン:骨髄抑制はありませんが、間質性肺炎が起こりやすいという特徴があります。
シスプラチン:腎不全などの重い腎障害がおこることがあり、また末梢神経障害にも注意が必要です。
※子宮体がん
AP療法(ドキソルビシン+シスプラチン)
また、最近は、タキサン系薬剤が注目されています。パクリタキセウまたはドセキタキセルとカルボプラチンの組み合わせが、子宮体がんにも有効との報告があり、現在、この併用療法に対する臨床試験が行われています。
<副作用について>
ドキソルビシンとシスプラチン:ともに骨髄抑制を起こしやすい薬。ドキソルビシンは、非常に脱毛が起こりやすい薬でもあります。また、シスプラチンとドキソルビシンは、吐き気や嘔吐がおこりやすい点でも共通しています。なお、抗がん剤を大量に使用した場合には、無月経や不妊などが起こることがあります。
タモキシフェン:ほてりやのぼせ、月経異常、性器出血、視覚障害などがあらわれることがあります。
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